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茨城県(納豆県)

茨城県は常陸に下総のうち古河周辺が加わった県で、県名の茨城は石岡あたりを中心とした郡名です。常陸国の郡の境はしばしば変更されており、水戸付近でも北の那珂郡と南の東茨城郡の境界の変更があった経緯を持っていますが、一応、県庁所在地である水戸の属する郡の名前から県名がとられたと考えています。

 

学園都市つくば市は1987年から翌年にかけて筑波郡谷田部、豊里、大穂の三町と桜村が合併して成立。日本人の間では、筑波のように人工的に建設された新都市は不人気ですが、筑波は明治維新以降、単なる工場町や大都市近郊のベッドタウンを別にすれば、内地で日本人が建設した唯一の人工都市とされています。

 

ところが、鉄道から遠い、盛り場がない、車に頼らざるを得ないが車でも便利でもない、女性向きの職場が少ない、子供の学校の選択が狭い、既存の自治体が入り組んでいるなど問題だらけでした。

 

しかし、これだけ多くの失敗をしたにも関わらず、最近では東京から数十キロ圏のなかでは現代的な都市として評価されつつあり、まったく新しく設けられた都市というものが結構魅力的であることを示しています。また、合併によってイメージもずいぶんよくなりました。「住所から字が消えて結婚相手も説得しやすくなった」とは筑波の若い研究者たちの声です。

 

学園都市筑波と並んで茨城県が誇るのは、鹿嶋。外洋に面した遠浅の海岸からT字型の掘込み港湾に大型船を招き入れるという大土木工事で生まれ、住友金属工業の大製鉄所などが立地した戦後を代表する工業都市でもあります。しかし、これも、工場だけできて都市らしきものが発展しないという悩みがあります。

 

こうした寂しい町に活気を与えたのがJリーグの人気チームである鹿島アントラーズ。元ブラジル代表のジーコというリーダーを得てJリーグ発展の象徴的存在となりました。鹿島アントラーズが本拠にするカシマサッカースタジアムはワールドカップの会場として、投票にかけられることなく別格的な扱いで選ばれたという経緯もあります。

 

この茨城県が誇るべきものが、意欲的な市町村合併です。県の積極的な後押しが成果を上げてここ10年くらいの間に、つくば、鹿嶋、ひたちなかの3つの市が誕生。水戸以外の城下町としては、土浦(土屋藩10万石)、石岡(牧野藩8万石)、古河(土井藩8万石)などがありました。

 

県北日立市は銅鉱山により発展し、日立製作所発祥の地。いまでは水戸市に抜かれましたが1976年までは県下で最大の人口を誇っていました。久慈川の袋田滝は、紅葉や凍結したときの風景は古くから名声は高く、鎌倉時代に西行法師から絶賛を浴びています。

 

茨城県の新しい名所としては、ひたちなか市の国営ひたち海浜公園のスイセンの花がみごとです。牛久の新しい霊園に立つ高さ120メートルの大仏は世界最大を誇っています。

 

茨城県人の県民性ですが、「水戸っぽ」といえば骨っぽく、怒りっぽく、理屈っぽいことで知られています。かつて全盛期の西鉄ライオンズで活躍した闘志あふれる遊撃手豊田泰光氏などはその典型です。

 

そして茨城県の名物といえば、やはりなんといっても納豆が思い浮かぶのではないでしょうか。その他、海産物では、深海に棲むアンコウも有名です。アンコウ鍋やあん肝も人気ですが、分厚く弾力のある肉が意外ですがフランス料理にも大変向いた魚なのです。